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お友達がさらに納得できる解釈をされてて
なるほど、という点があったんでまた書いてみようかと


アトンが執拗に聞いてた「僕を愛してたのか?」っていう疑問は
お父さんに聞きたかったことで
子供のころの優しいお父さんとの思い出が忘れられないから、もしかしたらお父さんは自分を愛してたのかも?ってかすかな願望が天国に行けない心残りになってたわけで

かたやエンジャは、アトンとの2年前のことは、「なかったことにしてしまいたい」くらいの、
ある意味辛い思い出になってしまっていたから
それから脱出したかったわけで

だから、アトンは、お父さんが自分を愛していたってことがわかった時に、子供のころのお父さんとの船での思い出は大事ないい思い出に変わり、エンジャは、2年前のあのとき確かに二人は愛し合ってた、ってことを思い出せたから、それも大事な思い出に変化したのかも。

だから、「いつでも僕らはあのころの気持ちに戻れる」って最後に言う。
いい思い出を胸に、安心してこれから先に進めるんだ、ってね。

で、結局監督が一番描きたかったのは、やっぱり男と男、父子の愛情なんじゃ?って思っちゃったわ。

私は男女の愛には、ドロドロしたものを求めるほうなので、このスッキリした結末がイマイチだったのですけど、こういう解釈なら納得できそう。
実際、エンジャの、「忘れてしまいたい」っていうセリフが納得できなかったので、そのことも説明つく解釈ができたのでうれしかった。

ふむ~
人と映画についてこんな風にいろいろ意見を言うのも楽しいことです。
誰が見ても見たまま、っていう映画が多いけど、こんな難解なのも、悪くないね。


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